腰痛や肩こりを改善するために、マッサージを受ける方は多いのではないでしょうか。
マッサージを受けた後はスッキリして気持ちいいですよね。
このようにマッサージには良い面もありますが、一方で逆効果になることもあります。
今回は腰痛を改善するためにマッサージを受けている方だけでなく、マッサージを受けて逆に辛くなってしまったという方もぜひ読んでみてください。
腰痛の痛みのメカニズム
腰に慢性的な痛みがある方は、腰の筋肉が慢性的な酸欠状態が続いていると考えてください。
腰の筋肉が筋拘縮の状態になると、筋肉は「太く・短く・硬く」なり、膨らんだような状態になってしまいます。
力こぶをイメージすると分かり易いかと思います。
腰回りの多くの筋肉が筋拘縮になってしまうと、筋肉の中を通る毛細血管が圧迫され、血流が滞り、酸素が筋肉にしっかり届かなくなってしまいます。酸素不足を起こした筋肉や細胞は、血流を促し、かつ痛みを感じさせる化学物質の「ブラジキニン」を分泌します。
このブラジキニンの情報が神経を通して脳に伝わることにより、痛みを感じるのです。
マッサージで痛みが消える理由
では、なぜマッサージを受けると痛みが消えるのでしょうか?
筋拘縮の筋肉は毛細血管を圧迫するだけでなく、本来の筋肉の伸び縮みする作用が制限され、本来の筋肉の働きができない状態にあります。
筋肉は、ただ体を動かすだけでなく、その伸び縮みによってポンプの作用を起こし、血流を促しているのです。
つまり、筋拘縮の筋肉は血管を圧迫するだけでなく、ポンプの作用も失っているため、慢性的な血行不良を起こしやすい状態にあるのです。
それでは、ポンプの作用を失った筋肉を外部から揉むと、どういった現象が起きるのでしょうか?
外部からの力によって、筋肉のポンプと同様の作用が加わり、血流が促進されて栄養・酸素が入り込み、老廃物を流してくれるという効果を得ることができます。
酸素がしっかり筋肉に入ることによって、血流を促進させる化学物質である「ブラジキニン」の分泌が止まり、痛みを感じなくなるのです。
何度もぶり返す腰痛を改善するには
マッサージには血流を促進させ、痛みを軽減させる効果があるとお伝えしましたが、現実問題として
- 「マッサージを受けた後はスッキリしたけど、すぐ戻ってしまう」
- 「最初は月に1回マッサージを受けているだけで十分だったが、今は週に1回受けないと耐えられなくなった」
などの声を聞きます。
マッサージにはしっかりとした効果があるにも関わらず、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?
それは、マッサージでは「筋拘縮」は解除できない場合が多いからです。
マッサージによるポンプの効果で一時的に酸素が満たされ、痛みが消えたものの、筋拘縮による毛細血管の圧迫や日々の筋肉のポンプの働きは改善されていません。
そうすると、時間の経過と共に筋肉の酸素が少なくなり、再度酸欠状態になり、痛みを感じるようになってしまいます。
根本的に腰痛を改善するためには、筋拘縮を解除し、血流を悪くしている原因を取り除いて血流を正常な状態戻す必要があるのです。
筋拘縮を解除する施術を受けてみたいという方へ
筋拘縮を解除する施術法「筋肉チューニング」を初めて体験される方は、まず筋肉チューニング90分コースをご予約ください。
施術法や施術内容は変わりませんが、1つの場所を90秒かけて緩めていくため、施術時間が長ければより広範囲に、またはしつこくひどい痛みの改善ができます。
もし症状が重い方や慢性的に痛みを感じている期間が長い方は90分コースではなく120分コースを受けてみてください。
もし、ご自身にあったコースがわからないという方は一度私たちにご相談ください。