腰を曲げると痛むのは、硬くなっている筋肉が多いから?!
腰を曲げる動作では、背中側の筋肉が伸ばされます。
この時に背中側の筋肉が硬くなっていると、筋肉がうまく伸ばされずに痛みを感じます。
そのため、腰が痛いときは一般的に背中側の筋肉をほぐすことが多いのですが、それだけでは腰が一旦楽になったとしても、すぐに痛みが戻ってしまいます。
それは、なぜでしょう?
実は、腰を曲げると痛い腰痛をお持ちの方は自覚症状がなくても腰を反らすと痛みが出る腰痛も併せて持っています。
腰を曲げると痛い腰痛は、腰を反らすと痛みを感じる腰痛を経てから発症しているのです。
- <li腰を反らすと痛い腰痛になる< li=””>
- 腰を伸ばすとつらいため、背中を丸める(無意識のうちに猫背になる)
- 背中側の筋肉に絶えず負荷がかかり、筋肉が硬くなりやすい状況を作る
- 背中側の筋肉が硬くなり、腰を曲げると痛みを感じるようになる
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1段階目の腰を反らすと痛い腰痛を改善しない限り、背中側の筋肉に負担がかかり続けることになります。そのため、背中側の筋肉をいくら緩めても、一時的な改善にしかならないのです。根本的に改善したい場合は、この1段階目の腰痛からアプローチする必要があります。
1段階目の腰を反らすと痛い腰痛についてはこちらをご覧ください。
腰を曲げると痛い腰痛に関係している筋肉
腰を反らすと痛い腰痛は背中側だけでなく、お腹側の筋肉も関係しているということはなんとなくイメージできたのではないでしょうか。
せっかくですので、もう少し具体的にどんな筋肉が痛みに関わっているかをご紹介します。。
- 背中側の筋肉
腰方形筋、広背筋、起立筋など
これらの筋肉は腰を曲げた時に、直接痛みを感じる筋肉です。
- お腹側の筋肉
大腰筋、腸骨筋、小臀筋、大腿直筋直筋など股関節をまたいでいる筋肉
この中で、最も重要な筋肉が大腰筋です。大腰筋は腰椎(一部胸椎)の左右から始まり、股関節をまたいで太ももの骨にまでつながっているインナーマッスル(深層筋)です。みなさんに馴染みのある名前で言うと、牛肉のヒレ肉が大腰筋になります。
この筋肉は、姿勢を維持するだけでなく、ほとんどの動作で使われる重要な筋肉です。
大腰筋が硬くなってしまうと大腰筋の周辺だけでなく、身体中の筋肉に悪影響を与えてしまいます。
腰を曲げると痛む腰痛を改善するには
シンプルに腰を曲げると痛い腰痛に関係している筋肉を元のやわらかさに戻してあげればいいだけなのですが、問題はその戻し方にあります。
みなさんは筋肉をやわらかくするに、マッサージやストレッチを
する必要があると思われるかもしれませんが、この場合は逆効果になってしまう可能性が高いのです。
硬くなった筋肉にマッサージやストレッチをするとどのようなことが起きるのかは別の記事で紹介していますので、そちらをご覧ください!
硬くなった筋肉を元のやわらかさに戻すためには、筋肉が硬くなる仕組み、「筋拘縮」について詳しく知る必要があります。
「筋拘縮」を簡単に一言で表すと、「筋肉を守る仕組み」です。筋肉は守るために一生懸命硬くなっているのです!
この守る仕組みを解除する方法の1つは筋肉を伸ばすのではなく、筋肉をたるませる必要があります。
腰痛を改善するポイントまとめ
- 腰を曲げて痛む腰痛は、腰の筋肉だけでなくお腹側の筋肉も緩める必要がある
- 筋肉が硬くなっているのは、筋肉を守る仕組みが発動しているため
- 筋肉を守る仕組みは、刺激を加えても解除されないため、むしろたるませて負担のない状態を作る必要がある
自分で筋拘縮を解除することができる「セルフ筋肉チューニング」もあるのですが、ぜひセラピストによる筋拘縮解除「筋肉チューニング」も一度体験してみてください!
筋肉の守る仕組みを解除する施術を受けてみたい方は
当サロンの施術法「筋肉チューニング」を初めて体験される方は、まず筋肉チューニング90分コースをご予約ください。
もし、施術を受ける前に色々と相談したいと言う方は、お気軽にご連絡ください!